悩んでいる人
産業保健師を目指していて最初にブチ当たるのが応募条件の『未経験不可』の壁ですよね。
どれだけ求人を検索しまくっても、出てくるのは『必須条件:産業保健業務経験〇年以上』。
未経験OKの求人も探せばあるけど、少なすぎるし競争率がヤバい・・・。
今回は、このような産業保健師を目指す人の悩みを解決していきます。
結論を言うと、あきらめなければ未経験から産業保健師になることは可能。
必要なのは『準備』と『検索』と『乱れ打ち』です。
実際に私もこの記事に書いてある方法で未経験から産業保健師になれました。
今回の記事では『未経験から産業保健師になるための3STEP』をまとめていきます。
この記事を読んで、あなたも憧れの産業保健師に近づけたら嬉しいです。
この記事を書いた人
・まみ(@mami_hybrid)アラサー主婦
・看護師8年目
・派遣看護師2年目
・未経験から産業保健師へ(派遣)
・看護師ブロガー
なぜ産業保健師は狭き門なのか
産業保健師が狭き門な理由は、主に以下の2つです。
- 求人数が少ない
- 未経験不可が多い
看護師の場合だと、離職率が高いし勤務先も山ほどあるので就活は難しくありません。
なんなら一般企業の就職より楽です。
しかし保健師は辞める人が少なく、募集人数も1人~数人と少ないので求人がめちゃくちゃ少ない!
また、産業保健師の求人に未経験不可が多いのは、十分な教育が難しいからです。
産業保健師は1人で保健師業務をこなす『1人職場』が多い。
働いている人数が少ないと十分に教育することも難しいので、未経験OKの求人が少ないのも納得ですよね・・・。
まみ
(私もそうしました!)
次に、そんな中でも産業保健師になれた3STEPを解説していきます。
STEP.1【履歴書をレベルアップさせる】
まずは、「採用したい」「やる気がみられる」履歴書にレベルアップさせましょう。
どれだけ産業保健師になりたいと思っていても、書類審査で落とされては熱意を伝えられません。
そこでアピールできるのが、資格欄です。
産業保健師への転職に有利な資格は以下のようなものがあります。
- PCスキル
- 産業カウンセラー
- 第一種衛生管理者
- 健康経営アドバイザー
この中でもお手軽に取得できるのが『第一種衛生管理者』と『健康経営アドバイザー』です。
第一種衛生管理者は保健師資格を持っていれば都道府県の労働局に申請するだけで免許がもらえます。
詳しくは厚生労働省のホームぺージをどうぞ。
労働安全衛生法関係の免許について |厚生労働省
健康経営アドバイザーは東京商工会議所が提供する、健康経営に関するeラーニングです。
産業保健に必要な『健康経営』について動画とテキストで詳しく学べ、ネットで出来るテストに合格すれば健康経営アドバイザーの認定証をゲットできます。
まみ
詳しくは公式ホームページをどうぞ。
健康経営アドバイザーとは |東京商工会議所
実際に企業の担当者さんと面談をした際に「健康経営アドバイザーはどうしてとったの?」と聞かれ、
「産業保健師を目指すなかで勉強になると聞き、興味があったので勉強しました!」
とやる気をアピールできました。
採用されてから勉強するのではなく事前に業界のことを勉強していると、アピールにもなるし採用後も自分の役に立ちます。
勉強した結果を履歴書でアピールしたり、面接・面談で話せるようになりましょう。
STEP.2【求人の情報収集をする】
求人の情報収集をするときには、3つのポイントがあります。
- 雇用形態や条件を広げる
- 転職サイトにたくさん登録する
- 検索エンジンでも求人を検索する
順番に説明していきますね。
1.雇用形態や条件を広げる
まずは、雇用形態や条件を広げましょう。
正社員や家の近所であることにこだわると、求人数はどんどん限られていきます。
私はまず「正社員じゃなくてもいいから雇って!」と思い派遣、産休代替、パート、契約社員も視野に入れました。
また電車で1時間までは頑張って通勤しようと思い、県外まで検索範囲を拡大。
とりあえず経験者になるまでは、あれこれ言ってられない!という気持ちでした。
まみ
2.転職サイトにたくさん登録する
1つの転職サイトをずっと眺めていても、良い求人には永遠に巡りあえません。
なぜなら未経験OKの求人はいつどこに現れるか分からないからです。
実際に複数の転職サイトに登録してみると、それぞれの転職サイトにさまざまな条件の求人が掲載されています。
できるだけ多くの転職サイトに登録して、定期的にいい求人がないか検索しましょう。
私も探しているうちにどんどん数が増え、気がつけば7社の転職サイトに登録していました。
特にMCナースネットは正社員の求人は多くないけど、産休代替や派遣で未経験OKの産業保健師の求人をよく見かけます。
ちなみに、登録してすぐに「良い求人ないじゃん~」とあきらめるのは早いです。
求人情報は水物と言われるほど変化が早いので、定期的に新しい求人がないかチェックするのが大事!
>>【体験談】派遣看護師の私がMCナースネットをすすめるたった1つの理由
>>【体験談】派遣初心者がMCナースネットの面談に行った話【私服でOK】
3.検索エンジンでも求人を検索する
転職サイトだけではなくGoogleなどの検索エンジンでも「産業保健師 ○○県 求人」などと検索してみましょう。
検索結果やIndeedなどでも産業保健師の求人はでており、転職サイトでは見つけられなかった求人に出会える可能性がアップ!
情報収集の窓口を増やせば増やすほど、産業保健師になれるチャンスが増えますよ。
STEP.3【問い合わせボタンを乱れ打つ】
「いいかも」と思った求人は、すぐに問い合わせをしましょう。
問い合わせをしたからといってすぐに応募に進まない場合が多いので、同時に何社も問い合わせしてOKです。
「この求人いいな・・・」「これとどっちがいいかな・・・」と散々迷って、やっと問い合わボタンを押すのはNG。
未経験OKと書いていても「経験者の内定が決まっちゃいました」と言われることも多いし、面談まで進んでも落ちることもあります。
それで一喜一憂してたら身がもたなし、良い求人はすぐに他の人が決まっちゃうので、気になる求人があれば息をするように問い合わせボタンを押しましょう。
まみ
まとめ【出来ることをしながら、数を打とう】
今回は以下のことをまとめました
- 資格や勉強など、採用に有利になることは今のうちにしておこう。
- 条件を広げて定期的に求人の情報収集をしよう。
- 検索エンジンも利用して、検索力も高めよう。
- 未経験OKでも不採用になることも多いので、一喜一憂せず数を打とう!
ちなみに私は転職回数が多いですが、企業からすると以下のことが好印象だったらしいです。
- 循環器の病棟を経験していたこと
- 健診センターを経験していたこと(8ヶ月だけど)
- 行政機関を経験していたこと(派遣のコロナ業務だけど)
行政機関を経験していたことは、ExcelやWordにも触れているだろうという評価らしいです。
転職回数が多いことはマイナスだと思っていましたが、どんな経験も無駄ではなかったし、逆に転職や派遣でいろんなことを経験したことは十分プラスだと思いました。
未経験不可すぎて産業保健師を一度あきらめたこともありましたが、こんな私でも第一歩を踏み出すことができたので、この記事が産業保健師を目指す人の参考になれば嬉しいです!
派遣看護師についてはこちらの記事もどうぞ
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