派遣看護師が有給をもらえる条件と注意点【すべて消化した体験談】

派遣看護師が有給をもらえる条件と注意点【すべて消化した体験談】

正社員に疲れて派遣で働きたいけど、派遣看護師って有給とかあるの?

悩んでいる人

今回はこのような疑問を解決できる記事になっています。

 

結論から言うと派遣看護師でも有給休暇はもらえます

 

なぜなら労働者はどのような雇用形態でも、条件を満たせば有給休暇を取得できることが労働基準法で決まっているからです。

実際に私もMCナースネットから有給休暇を10日もらってすべて消化しました。

 

今回は以下のことについてまとめていきます。

本記事の内容
『派遣看護師が有給休暇をもらえる条件』
『有給休暇を消化する時の注意点』
『有給休暇を消化した体験談』

この記事を書いた人
・まみ(@mami_hybrid)アラサー主婦
・看護師8年目

・派遣看護師として1年
・派遣看護師ブロガー

派遣看護師が有給休暇をもらえる条件

派遣看護師が有給休暇をもらえる条件

  • 同じ派遣会社で6か月以上働いている
  • 決められた労働日数の80%以上出勤している

この2つともを満たすと、1年ごとに決まった日数の有給がもらえます。

順に解説していきますね。

同じ派遣会社で6か月以上働いている

同じ派遣会社で6か月働いて、初めて有給を取得することができます。

派遣会社Aで3か月、派遣会社Bで3か月働いても有給はもらえません。

まみ

派遣会社が同じなら、派遣先は何回変わってもOK!

決められた労働日数の80%割以上出勤している

週5日勤務の人は週4日以上出勤していればOK。

つまり週5日出勤する契約なのに、欠勤しまくって週3日しか働いてなかったら条件は満たせないということ。

もちろん決められた労働日数はすべて出勤できるのが理想です。

もらえる有給休暇の日数とそのルール

もらえる有給休暇の日数とそのルール

  1. 勤続年数が長いと有給休暇も増える
  2. 決められた労働日数や労働時間が短いと有給休暇も減る

勤続年数や労働日数、労働時間によって有給休暇の日数は変わります。

順に解説していきますね

1.勤続年数が長いと有給休暇も増える

勤続年数に応じた有給休暇の日数は、以下の表のとおりです。

勤務年数に応じた有給休暇の日数

※出典:厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署|年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています

6か月で10日、1年6か月で11日と毎年ふえていますね。

2.決められた労働日数や労働時間が短いと有給休暇も減る

決められた労働日数が週4日以下かつ労働時間が30時間未満の場合は、下の表のようになります。

短時間労働の有給休暇の日数

※出典:厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署|年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています

週4日勤務でも、1週間の労働時間が30時間を超える場合は有給10日もらえますよ。

有給休暇中のお給料は?

有給中のお給料は?

有給をとった日のお給料は基本的に派遣会社によって違います。

計算方法は次の3つです。

  1. 通常賃金
  2. 平均賃金
  3. 標準報酬日額に相当する金額

1つずつ解説していきます。

1.通常賃金

普通に働いた場合の賃金の100%がもらえる

(派遣先での時給)×(いつもの労働時間)の100%がもらえます。

2.平均賃金

普通に働いた場合の賃金の約60%がもらえる

具体的にいうと、次の2つのうちの高い方の金額がもらえます。

  • 3か月のお給料の総額÷3か月の日数(約90日)
  • 3か月のお給料の総額÷労働日数×60%

まみ

だいたい60%がもらえるっていうこと

3.標準報酬日額に相当する金額

標準報酬月額を30で割った金額がもらえる

標準報酬月額とは毎月の社会保険料の計算のベースとなる金額です。

都道府県によって決まりが違ったりするので、詳しい説明は省略します。

月額相当の金額を30で割るので、いつもの日給より少なくなるのは明らか。

派遣看護師が有給休暇を消化する時の注意点

派遣看護師が有給休暇を消化する時の注意点

  • 派遣先への配慮が必要
  • 派遣会社が変わると有給休暇は消える

順に解説していきます。

派遣先への配慮が必要

有給をとるときは、派遣先である職場への配慮が必要です。

忙しくて人が足りない時に「来週から5日間有給とりまーす!」なんて言ったら派遣先は困ってしまいますよね。

最低でも以下のような配慮をしましょう。

  • 有休をとることを早めに報告しておく
  • 有休をとって大丈夫そうか派遣会社や派遣先に相談する
  • 引継ぎをしっかりして、自分がいなくても大丈夫な準備をする

ちなみに私の経験上、派遣社員の人数が多くシフトで回している派遣先は有給が取りやすかったです。(私が休んでも代わりがたくさんいるので)

派遣会社が変わると有給休暇は消える

派遣会社Aで有給をもらっても、派遣会社Bに浮気するとその有給は消えます。

まみ

派遣会社Aでもらった有給なので、当たり前ですね。

派遣会社Aで働いているうちに有給は消化しましょう。

派遣看護師が有給休暇を消化した体験談

派遣看護師が有給休暇を消化した体験談

実際にMCナースネットで有給休暇を10日もらって全部消化したので、その体験談をまとめていきます。

大まかな流れは以下の通りです。

  • 有給取得
  • 派遣会社に有給消化について相談
  • 派遣先にも休むことを相談
  • 有給の日程調整

順にまとめていきます。

有給取得

週4日で働き始めて満6か月がたったので、有給を10日間もらえました。

郵送で有給休暇のお知らせが来て、封筒の中には10日分の有給申請書が。

有給を使う日数分の有給申請書を、勤務報告書と一緒に郵送する仕組みです。

派遣会社に有給消化について相談

派遣会社の担当者に「来月有給とりたいです」という内容のメールを送りました。

ダメもとで10日分まとめて消化できるか聞いてみたら、なんと派遣先の了承があればOKと。

着々と有給消化に向けて準備を進めていきます。

まみ

まとめて消化できるかは、職場の業務状況によるみたいです。

派遣先に休むことを相談

派遣会社への相談は完了したので、次は派遣先にも「来月まとめて有給を取りたいと思ってます」と相談しました。

「いいよ~」と、二つ返事でOK。

有給のとりやすさは、ほんとに派遣先の雰囲気によるなと思いました。

有給の日程調整

担当者にメールで有給を取りたい日時を伝えて完了!

派遣先には担当者から日程を伝えてくれました。

あとは勤務報告書と一緒に有給申請書を郵送すると、有給中の日給もお給料日に振り込まれます。

まみ

日給の100%が振り込まれていました。

まとめ:有給休暇をとるのに正社員も派遣も関係ない

今回は以下の内容をまとめました

  • 派遣看護師でも条件を満たせば有給休暇はとれる
  • 有休休暇を消化する時は派遣先への配慮が必要

有給休暇は労働者の権利なので、使わないともったいないですよね。

有給休暇の取りやすさや雰囲気は派遣先の職場によって違うかもしれませんが、まずは派遣会社に相談することをおすすめします。

このようなサポートをしっかりしてくれる派遣会社を選んだ方がいいでしょう。

おすすめは、今回私が有給休暇をすべて消化できたMCナースネットと、大手派遣会社でサポートが手厚いレバウェル看護派遣(旧 看護のお仕事派遣 )です。

 

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