民間の医療保険・個人年金を解約したら月2万円浮いた話【不要な理由は?】

【医療保険は不要】民間の保険を解約・減額したら月12,000円浮いた話

・もう少し家計に余裕が欲しい
・固定費が大きくて自由に使えるお金が少ない
・収支がカツカツで、少しでも家計を楽にしたい

固定費って毎月かかるものだし、少しでも安くしたいですよね。

そんな中でも大きな固定費は、保険

もともと固定費には気をつけていて格安simを使ったりしていましたが、今回は民間の医療保険・個人年金を解約して2万円節約することに成功しました!

まみ

医療保険を解約するのは不安だったけど、きちんと調べたらやっぱり不要でした!

今回は民間の個人年金・医療保険を解約した理由と、節約できたお金の活用方法について説明していきます。

この記事で分かること
・民間の医療保険を解約した理由4つ
・個人年金を解約した理由2つ
・節約できたお金の活用方法

保険を解約したいと思っているけど不安でふみ出せない人、保険が不要な理由が知りたい人はぜひこの記事を参考にしてみてくださいね💡

この記事を書いた人

・まみ(@mami_hybrid)アラサー看護師
・お金の勉強を始めて1年半
・つみたてNISAなどの投資歴1年以上
・株の購入もスタート
・副業にも挑戦中

この記事を書くにあたって参考にしたのは、こちらの書籍です。

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保険を見直した背景

保険を見直した背景

・医療保険 7,700円
・個人年金 13,300円
→合計約2万円を毎月支払っていました。

医療保険は、むかし親が加入してくれたもの。

万が一病気やけがをしたときに安心だし、加入するのが当たり前だと思っていました。

個人年金は営業のお姉さんに「貯金感覚で始められるし、将来的に増えるからやった方がいい」と言われて加入。

確かに銀行に預けてても増えないし、絶対に増えるなら個人年金の方がおトク!と思って加入しました。😅

でも、お金の勉強を始めてから「保険で毎月2万円は払いすぎでは?」と思い見直すことに!

結果的に両方とも解約したので、その経緯をまとめていきます。

民間の医療保険を解約した理由4つ

民間の医療保険を解約した理由4つ

  • 60歳までに対象の病気になる確率が低い
  • 公的保険がリスクをカバーしてくれる
  • 病気になっても、治療費は貯金でカバーできる
  • 60歳までに払う保険料が高すぎる

ひとつずつ説明していきます。

1.60歳までに対象の病気になる確率が低い

私が加入していた医療保険の主な内容は次のとおりです。

・3大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)になると380万円
・身体障害状態になると200万円
・要介護状態になると300万円
→保険料は月額7,700円

しかし、60歳までにこれらの病気や障害・介護状態になる確率はとても低い!

それぞれの確率を調べてみました。

・がんになる確率 1%以下
出典:「最新がん統計」国立がん研究センター

・急性心筋梗塞になる確率 0.01%以下
・脳卒中になる確率 約0.07%
出典:「平成29年患者調査」厚生労働省

・身体障害になる確率 1%以下
出典:「障害者の数」厚生労働省

こんな低確率のために毎月7,700円払うのは割に合わないですよね。

解約した理由はまだまだあります。

2.公的保険がリスクをカバーしてくれる

日本の保険制度がめちゃくちゃ手厚いことも、医療保険が不要な理由です。

正直、民間の保険に入らなくても公的保険で十分まかなえる!

実際に、以下の3つを例に挙げて説明していきます。

  • 病気・けが
  • 障害
  • 介護

病気・けが

まず、「高額療養費制度について説明します。

高額療養費制度とは、「ひと月の医療費が上限額を超えた際に、その超えた金額が支給される制度」です。

上限額は年齢や収入によって違うので、詳しくは厚生労働省のホームページを参考にしてください。💡

>>「高額療養費制度を利用される皆さまへ 」厚生労働省

例えば、私は年収が約320万円なのでひと月の医療費の上限は57,600円です。

69歳以下で年収が約370~約770万円の人なら、100万円の医療費がかかったとしても上限は約87,000円です。

さらに、「多数該当」といって、過去12ヶ月以内に上限に3回以上達した場合は、4回目から上限額が下がる仕組みもあります。

まみ

めちゃくちゃ手厚い!
もう、これだけで民間の医療保険がいらない理由になるわ・・・

さらに、もし病気・けがで働けなくなっても、以下の4つの条件を満たしていれば傷病手当を受け取ることができます。(最大1年6ヶ月)

  • 業務外の病気やケガの療養のために休業していること
  • 仕事に就くことができないこと
  • 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けないこと
  • 休業した期間に給与の支払いがないこと

直近1年間の月給の約3分の2を受け取ることができるよ!

万が一のときでも、収入がまったくゼロになるわけではないので安心ですね😊

障害

もし障害状態になったとしても、条件を満たせば国から「障害年金」を受け取ることができます。

障害年金にも種類があって、加入している公的年金によって変わりますよ。

  • 国民年金・・・障害基礎年金
  • 厚生年金・・・障害基礎年金+障害厚生年金

まみ

厚生年金は二階建てでもらえるのね

障害年金をもらえる条件は細かいのですが、おおまかに言うと以下の4つです。

  1. 国民年金・厚生年金の加入中に、障害の原因となった病気やけがについて初めて診察を受けた日があること(これを初診日といいます)
  2. 障害の状態にあること
  3. 初診日の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上、保険料を納付していること
  4. 初診日の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと

詳しい条件や受給額については日本年金機構のホームページを参考にしてください。

>>「障害年金」日本年金機構

例えば・・・
私は月収約26万円なので、受け取れる金額は以下のとおりです。

厚生年金 約438,000円
国民年金 約977,000円
→合計 約141万円(月11万円くらい)

まみ

手厚い!

介護

もし介護が必要な状態になっても、「介護保険」があります。

これは、40歳から保険料を払うことで、要介護状態になっても1割負担で介護サービスを利用できる制度💡

この制度のおかげで、介護が必要になった人たちの約50%が月75,000円未満の介護料で済んでいます!
出典:「平成27年度 生命保険に関する全国実態調査」生命保険文化センター

このセンターの調査では、介護期間は約50%が4年未満という結果が出ているので、介護の初期費用などのことも考えると、全体で500万円くらいあれば足りると考えられる🤔

まみ

私はアラサーだから、65歳までの35年間に毎年15万円くらい貯金したらOK!
月13,000円くらいか。

3.病気になっても、治療費は貯金でカバーできる

万が一病気になっても、治療費などは貯金でカバーできます。

厚生労働省の医療給付実態調査(平成27年)によると、健康保険が適用される治療費の自己負担額は高くても平均23万円くらいです。

まみ

高額療養費制度を利用すると、もっと安くなります!

自分の貯金で十分まかなえますね💡

4.60歳までに払う保険料が高すぎる

私が今加入している医療保険は年齢が上がるごとに保険料が上がります。

それを考慮した上で60歳までに払う保険料の総額は約415万円でした。

  • 今から38歳まで月7,700円×12 ヶ月×9年=約83万円
  • 38歳〜53歳まで月10,700円×12ヶ月×15年=約192万円
  • 53歳〜60歳まで月16,700円×12ヶ月×7年=約140万円

もらえる保険料の額を余裕で超えてる!(笑)

病気にならなかったら、この大金をどぶに捨てることになるのか・・・

それなら、保険料として支払っていたこのお金を貯金や投資に回した方が100倍いいですよね!(笑)

個人年金保険を解約した理由2つ

個人年金保険を解約した理由

個人年金を解約した理由は以下の2つです。

  • 利回りが圧倒的に低い
  • お金の価値の変動に対応していない

詳しく説明していきます。

1.利回りが圧倒的に低い

私が加入していた個人年金の内容は以下です。

  • 25~64歳
    毎月13,300円支払う(40年で638万円)
  • 65~74歳
    10年間で720万円受け取れる(82万円増えてる)

まみ

65~74歳まで毎年72万円(月6万円)受け取る計算です。

「増えてるからいいじゃん」と思うかもしれませんが、計算すると圧倒的に低利回りです。

「638万円支払って82万増える」とは、どういうことなのか計算してみます。

638万円÷40年=約16万円 (毎年支払う額)
82万円÷40年=約2万円 (毎年増える額)

「毎年16万払って2万ふえるなら、利回り12.5%じゃん!いいじゃん」と思うかもしれません。

1年目は確かに利回り12.5%ですが、それ以降はどうでしょう。

  • 2年目
    32万円(16万円×2年)あずけているのに、利益は2万円。
    利回り6.25%
  • 3年目
    48万円(16万円×3年)あずけているのに、利益は2万円。
    利回り4.16%

最終的には、638万円あずけていても2万円しか増えないという超低金利な状態となります。(利回り0.31%)

まみ

利回り5%とかの投資で運用した方が絶対いいじゃん!

2.お金の価値の変動に対応していない

私の加入していた個人年金は将来もらえる金額が決まってたので、「お金の価値の変動に対応していない」ことになります。

まみ

どういうこと?

お金の価値は時代によって変動します。

例えば、大昔はうどんやカレーが100円以下で食べられましたが、今は300~500円ですよね。

このように、お金の価値が下がって物価が上がることを「インフレ」といいます。

実際に、40年前と今では比べ物にならないくらい世界が変わって、物価も上がってますよね。

つまり、個人年金で毎月もらう6万円も、40年後には大幅に価値が減ってる可能性があるということ。

まみ

全然安心できない!

 

これらの理由から、個人年金も解約しました!

途中解約なので元本割れしたけど、勉強料だと思って割り切ります🤣

節約できたお金は投資へ

節約できたお金は投資へ

保険を解約して節約できたお金は、投資へ回しています。

理由はひとつ、「資産運用してお金を増やすため」。

実際に、今は以下の投資をしています✨

・つみたてFX
・つみたてNISA
・米国ETF(上場投資信託)

まみ

お金のなる木を育てていきます

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まとめ

今回は以下のことについてまとめました。

  • 日本は公的保険が手厚いから、民間の医療保険は不要
  • 個人年金も超低利回りでインフレに対応していないから不要
  • 節約できたお金は投資に回してお金を増やす

なんとなく不安で医療保険に入っていましたが、この機会にしっかり調べて見直せてよかったです(^^)

ほけんの窓口とかで見直しの相談などもしましたが、結局は「解約」が一番納得できました。

今回参考にしたのは、リベ大学長の両さんが書いた「本当の自由を手に入れるお金の大学」という本です。


この本で、他にもお金を貯めたり増やす方法を学ぶことが出来ますよ。おすすめ(^^)

この記事が、医療保険・個人年金を解約しようと悩んでいる人の参考になれば嬉しいです♡